ストリング・ビーチハウス

海岸の砂浜沿いに夏季限定で建設される、海の家の計画。 昔ながらの海の家は、ござを敷いた大きな空間に、見知らぬ人どうしが隣同士で休憩するプライバシーのないものが多いですが、この計画では、個々の客のプライバシーを確保しつつ、海へのビューを確保できるような海の家を提案しました。
鉄骨で形成された18mx15mの床と天井の間を無数のランダムなストリングがつなぐ。蜘蛛の巣のように空間を埋め尽くすストリングは、海への眺望を残しつつも、すだれのように空間を緩やかに分節します。これらのストリングの密度は、オープンスペースの密度を定義し、人の集まり方へ直接影響を与えます。これらのストリングに椅子やベンチ、バーカウンターやハンモックなどのハンギング・ファーニチャーをぶら下げると、点で定義されていた密度は平面的に広がり、人のアクティビティーを喚起するスペースとなります。

敷地: 神奈川県鎌倉市
用途: 海の家
設計: 2007.06