New York Corner 161

東急東横線、都立大学駅近くの緑道に面する敷地に建つ複合用途ビル。
1-2Fに飲食、3Fにインドアゴルフ、4F以上は住宅という商業部分と住宅が混在するこの建物では、商業部分の動線は緑道にオープンにすることで、緑道を行き交う人々を建物に引き込むようにしながらも、共同住宅部分の共用廊下はプライバシーを確保した。
施主が長くニューヨークに暮らしていたこともあり、商業部分はニューヨークの街角のイメージを想起させる仕上げが求められた。また最上階は施主の両親の自宅となるため、既存の木造住宅と同じ和風の雰囲気となるようにした。相反する機能とイメージをひとつの建物にとりまとめるために、下地と仕上げのような、レンガと左官の仕上げを組み合わせるファサードを提案した。レンガはニューヨークにある赤っぽいレンガ貼りとして、住宅と上層部と住宅に面している背面は洋風にも和風にも見える左官でその上から覆うように仕上げた。その結果、見る方向によって全く異なる印象を持つ建物となった。
緑道から2Fに上がる階段と2Fの共用廊下、さらに3Fのバルコニーに連続する動線はウッドデッキで仕上げることで、緑道が連続する雰囲気を作ろうとした。この3Fバルコニーからは緑道の桜並木を一望する事ができる。

敷地: 東京都目黒区
用途: テナントビル
竣工: 2016.10
施工: 江中建設
写真: 傍島利浩、KOP