敷地面積46m²に建つ、木造3階建て、述べ床71m²の住宅。
通常の住宅ですと、リビングは広く、バスルームは小さめといったように、各部屋の面積にヒエラルキーをつけますが、この住宅では、階段を平面の真ん中を配置することで、リビング、キッチン・ダイニング、バスルーム、子供室、寝室といった部屋の面積をほぼ同じにしました。
限られた面積の中で多少リビングを広く取るよりは、全てに手が届くコンパクトなプチリビングとし、逆にバスルームを広めに取ることで、バスタイムはゆったりとした時間が過ごせるようにしました。
一方で、小さな個々の室に広がりを持たせるために、リビングの棚とキッチンカウンターは階段室に位置する冷蔵庫と収納を通して連続させるなどして、それぞれの室を連続させる工夫をしています。
- 敷地:東京都目黒区
- 用途:専用住宅
- 竣工:2007.11
- 施工:飯塚工務店
- 構造設計:構造設計工房デルタ
- 写真:KOP+服部寿徳
- 敷地面積:46.50 ㎡
- 建築面積:26.49 ㎡
- 延床面積:71.46 ㎡