軽井沢万平通りに面する敷地に計画された別荘。
自然保護対策要綱によって求められた道路からの5mセットバック規制により敷地中央に建物を寄せながら、リビング、ダイニング、キッチン、寝室といった機能を棟として分け、既存の樹木に当たらないようにずらして配置した。ずらしたことで各棟は連続して繋がりながらも、独立してそれぞれの外部空間に覆われる構成となっている。
軽井沢の湿気を避けるために全ての棟は高床となっており、前面のアプローチも少し立ち上がったデッキテラスを通って入る形になっている。またその高さの調整により、それぞれの棟を異なるレベルで繋ぎ、森の中に浮いたような佇まいを持っている。
- 敷地:長野県北佐久郡軽井沢町
- 用途:住宅
- 延床面積:147 ㎡