港区白金の目黒通り沿いの敷地における集合住宅の計画案。1階には店舗が、2階から8階には約45㎡の住戸が一世帯ずつ入る構成。面積的に小さな敷地に、8層分の高さをもつ「塔状の建物」を建てることから、柱・梁は比較的大きな寸法が必要とされました。通常であれば、室内の天井には存在感のある梁が現れることになりますが、逆梁とすることで、フラットな天井を持ち、かつ、梁がベンチ等の家具としても有効利用される居住空間を提案しました。これによって、各住戸のLDKは、小さめな面積ながらも、天井際まで設けた大きな窓を通して、目黒通り上空と視覚的に繋がる開放感ある空間となりました。
- 敷地:東京都港区
- 用途:店舗+集合住宅
- 設計:2013.04
- 画像:KOP